ハリモグラのレビュー

VFX全盛の時代だからこそ見たい。ハイクオリティ・グロ特撮映画「遊星からの物体X」

VFX全盛の時代だからこそ見たい。ハイクオリティ・グロ特撮映画「遊星からの物体X」

2015.03.03洋画

南極基地の隊員たちが謎のクリーチャーに立ち向かうSFホラー映画「遊星からの物体X」。当時の特撮技術の高さと特撮ならではの味のある映像を楽しめる映画レビューです。

遊星からの物体Xのストーリー

ノルウェー隊のヘリコプターに追われた一匹の犬が、アメリカの南極基地へとたどり着く。ノルウェー隊員は錯乱状態に陥り銃を乱射したため、やむを得ずアメリカ隊員が射殺し、犬は助けられる。

異常な行動をとったノルウェー隊の真相を調査するため、ノルウェー基地へと向かった隊員だが、そこに生存者は一人もいなかった。さらに調査を続けた隊員たちは、「何か」の物体を切り出した大きな氷塊を発見し、持ち帰ることになる。

その夜、助けられた犬は突如としておぞましいクリーチャーへと変貌し、犬小屋にいる他の犬達を襲い出す。隊員たちは火炎放射器でなんとか対処するが、その頃、基地に持ち帰った氷塊が溶け出し、中に閉じ込められていた「何か」が蘇っていた…。

映画データ

1982年 アメリカ 109分
監督/ジョン・カーペンダー
出演/カート・ラッセル、ウィルフォード・ブリムリー、ドナルド・モファット、キース・デイヴィッド

遊星からの物体Xのレビュー・感想

現在では、コンピューターによるグラフィックス表現の技術が飛躍的に進歩し、多くの「想像上の現実的表現」をこの目で見れるようになりました。驚嘆させられるようなVFX表現もいいですが、味のある特撮がもつ世界感は、何度も見たくなる衝動に駆られてしまいます。

遊星からの物体Xは、そんなVFX全盛の時代においても、まったく古さを感じさせない特撮(特殊撮影技術/SFX)のクオリティを体験できます。えげつない程のグロいシーンと、特撮ならではの「どこかしら愛らしさを感じる」クリーチャーがたまらない映画です。

古き良き特撮を、新鮮にすら感じさせるビジュアル表現

特撮映画はどうしてもチープな「特撮感」みたいなものを感じてしまう映画があったりします。それがまた、味があってクセになるワケなんですが、「遊星からの物体X」という映画は、圧倒的なビジュアル表現と、若干残る「特撮感」、そして独創的なキャラクターデザインが重なり合い、現在では、なかなか見ることができない独特さを楽しむことができます。

特撮の場合は、実際にその場所にクリーチャーなどの奇怪な生物が配置してあるため、VFX表現とは比べ物にならない存在感もあります。

緊張感とクリーチャーの「差」による刺激

この映画はどうしても独創的なクリーチャーに目を奪われてしまいがちですが、隊員たちに紛れ込んだ「何か」を見つけ出すための、人を疑心暗鬼にさせる心理劇がたまらない緊張感を生んでいます。張り詰めた空間の【静】と、姿を現したクリーチャーの【動】の差が激しく、より特撮によるビジュアル表現の衝撃を強めているようです。

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「遊星からの物体X ファーストコンタクト」を見た後で

本作を見る前に、ノルウェー隊の姿を描いた「遊星からの物体X ファーストコンタクト」を見てから本映画を楽しむのもいいかもしれません。ファーストコンタクトはVFXを駆使して制作された「今風」の映画ですので、続けてみる事で、より特撮の魅力を楽しめるかもしれません。

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