ハリモグラのレビュー

怪しく退廃的。画家「ビアズリー」の世界。

怪しく退廃的。画家「ビアズリー」の世界。

2015.05.15絵画・イラスト

素敵な作品も心に残る暇もなく、あっという間に消えてしまいそうな情報過多時代。そんな忙しない世の中でも、心にしっかりと留めておきたい魅力的な画家をご紹介していく「昔の画家シリーズ」。第2回目はイギリスの挿絵画家「ビアズリー」です。

画家「オーブリー・ビアズリー」

1872年イギリスのブライトンに生まれた画家「オーブリー・ビアズリー」。25歳という短い生涯の中で印象的な作品を残した「世紀末芸術」の挿絵画家です。繊細な線描と大胆な白黒のコントラストで、グロテスクで詩的な世界が創りだされています。

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ビアズリーは、当時としてもその独特な作風ゆえに、「世紀末の異端児」とも呼ばれた画家です。「お前に口づけしたよ、ヨカナーン」という作品によって才能を買われ、オスカー・ワイルドの英語版「サロメ」の挿絵も手がけています。

ワイルドの「サロメ」は、新約聖書の短いエピソードを元に、預言者ヨハネに恋をした王女サロメが、ヨハネの首を欲しがり、最後は斬首されたヨハネに口づけをするという狂乱的なストーリーですが、新約聖書のサロメ自体が異常性のある内容のため、多くの芸術作品の題材となっており、ギュスターブ・モローの「出現」などもそのひとつです。

その他のビアズリー作品

挿絵画家は一般的に知られる画家とは違い、現在のイラストレーターに近い職業かと思います。この時代の印刷技術などの普及による、古典とモダンが融合したデザインの先駆的な色合いがとても好きです。絵が好きでデザイナーになったような人からすれば、陶酔レベルの時代のはずです。(勝手な見解)

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というわけで、今回は「オーブリー・ビアズリー」をご紹介しました。超個人的な嗜好でスタートした画家を紹介するシリーズですが、アクセス解析を見ても殆ど閲覧されていない記事のため、心が折れそうになります。(他の記事も大したことないけど)

画像引用元 http://art.pro.tok2.com/
画像引用元 Wikipedia

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